協会のあゆみ

組織概要
沿革と展望

 1965年(昭和31年)に「西宮体育協会」の加盟団体として、「西宮蹴球協会」が発足した。
 ちなみに、昭和31年は「第11回国民体育大会」が兵庫県で開催され、西宮市においては、西宮球技場(現存していない)を会場としたサッカー競技などが行われている。

 「西宮市蹴球協会」として、社会人チームの試合を行っていたが、1966年(昭和41年)に市内の企業やクラブの6チームで正式な市内リーグ戦を開催し「西宮サッカー協会」と名称変更し活発な活動を開始した。

 その間、協会活動の一例として、1992年(平成4年)には、体育協会・市教育委員会主催の第一回「スポーツ振興基金運用事業」として、「市民スポーツ教室」・講師として日本人プロ第一号の奥寺選手の講演とサッカー実技、1996年(平成8年)には「ヴィッセル神戸・少年サッカー教室」、2004年(平成16年)にも、現役選手12名による「ヴィッセル神戸・田崎ペルーレによるクリニック」をサッカー協会主管で開催した。また、平成5年(1993年)の少年チームのフランス・アジャン市他や、平成6年(1994年)シニアチームの韓国等の海外遠征、海外交流等も活発に行っている。

 2009年(平成21年)現在の西宮サッカー協会の組織は、委員会として「第1種(社会人)」・「第2種(高校生)」・「第3種(中学生)」・「第4種(小学生)」・「女子(全世代)」・「フットサル(全世代)」・「シニア(主に40歳以上)」・「キッズ(主に小学生2年生以下―2008年設立)」と8つの種別委員会を主活動組織として、126団体・約5000人の会員が協会登録を行っている。また、それぞれの種別委員会毎にさらに「財務」・「技術」・「審判」・「規律フェアプレー」と4委員会を持ち、全体総括として「広報・施設担当他を含む事務局」を充実させ強固な組織体制を確立している。 
 
 各委員会はそれぞれ連携を取りながらリーグ戦、トーナメント戦、冠大会、各種別及び種別合同トレセン活動(2008年開始U−12モデルトレセンを含む)、技術講習会、審判講習会などの活動を日々活発に行っている。

1種社会人、4種少年、フットサル少年、U−15フットサル、U−12女子、3種中学校等は、兵庫県代表及び関西代表として全国大会へも出場している。
 また、当協会登録者よりJリーガーや、日本代表選手(U−17・なでしこU−18)も輩出している。

 過去からの一番の課題は、市内のサッカー競技施設設備の不足と貧弱さである。何としても芝グラウンドを含めたサッカー競技施設の充実実現のため、2004年(平成16年)7月に市長・教育長へ「芝グラウンド等のサッカー施設整備について」の要望書、また、同年12月に市議会議長へ「芝グラウンド等のサッカー施設設備の新設・充実について」32,000名を超える署名を付けて請願書を提出した。
 協会員の実現に向けての情熱と積極的な行動により、2008年(平成20年)7月に西宮浜総合公園内に、夜間照明・レストハウスを含めたサッカーを中心とした人工芝の多目的グラウンド一面が完成した。各種別大会・トレセン活動・各チーム個々の活動等に有効に活用され西宮サッカー環境の充実・発展に寄与している。しかしながら、現実にまだまだ市内施設は貧弱そのもので、協会として今後も施設の充実について活動をしていく必要がある。

 本協会は、近い将来に協会組織の法人化に努めなければならない。
また、今後も「JFA2005年宣言」、すなわち「サッカーを通じて豊かなスポーツ文化を創造し、人々の心身の健全な発達と社会の発展に貢献する。また、サッカーの普及に努め、スポーツをより身近にすることで、人々が幸せになれる環境を作り上げる」、の理念・ビジョン実現を図る努力をし、サッカー施設の新設と拡充により、多世代が気軽に楽しめるサッカー環境づくりに努め、サッカー人口の裾野を広げると共に、日本代表選手という頂点に選出される選手育成にも寄与していきたい。そして、底辺と頂点がサッカーを通して、それぞれの立場で素晴らしい花を咲かせるサッカー文化を目指し、会員と協会が一体となり目的遂行に向けて努力していかなければならない。

 

組織概要のトピックス

最終更新日タイトル
07月02日 協会のあゆみ